21人の輪
『21人の輪』番組が放送開始したのは7年前。
ナレーションを担当しているのは嵐の相葉くん。
番組が優しくずっと見守り続けていた相馬市の子供たちがこの春高校を卒業するタイミングで、相葉くんたちが会いに行った様子が『相葉雅紀と21人の仲間たち』で放送されました。
3月に放送された時、同世代の子を持つ親としてたくさんの事を感じ学びました。それはすごく抽象的で言葉でうまく説明できないのだけれど、ひとつ言えることは子供たちが成長していく背景は様々だけど子供たちは今を見てきちんと先を見据えているということ。できればしなくていい経験をして小さな体で感じて考え成長してきた姿に心を打たれました。
この7年が何となく過ぎてきたわけじゃないと思います。夢を持って将来を描く言葉ひとつひとつに強い思いがあって逞しさと聡明さを感じました。
先日の再放送は彼ら彼女たちが既に新生活がはじまっている頃。それを思うとまた少し違う感情が湧いてきて応援の声をかけたくなる。でもそっと見守りたい。
私は相葉くんのそっと寄り添いながら奥まで入り込まないスタンスが好きだな。でもスーッと入り込んでいるのはみんなの表情を見ると分かる。その微妙で絶妙な距離感が良いなーって。
「久しぶりなんだけどはじめまして」
相葉くんらしいなと思う言葉選び。語彙力が豊富なタイプだとは思っていないけど、思慮深さや繊細な巧妙さがある言い回しができる人だなと常々思っています。堅苦しくなくカジュアルだけど荒々しさがなくがさつな感じがしないのはきれいに年齢を重ねている故の品なのかな。
「漫画みたいだね」
ドラマみたいだねって言わないのが本人の言葉っぽいから好みだったりします。嘘みたいな劇的な本当の出来事を漫画みたいだねっていうと楽しくなるというか。
語尾を少し抜いて上げるナレーションも優しくて穏やかな声と相まって不安を取り除いてくれるから相葉くんのナレーションのうまさはそこなんだろうなと思います。