『僕とシッポと神楽坂』第6話
大沢家の運転手、本田さんの涙。
私も色々と泣きたくなるシーンばかりだったなあ。
オギさんは大人の女性なのでどっしり構えてらっしゃる。
先に触れておきたいシーン。
コオ先生のポップな黄色のドット柄のパジャマに釘付けで印象強すぎた(笑)
キュートであると同時にこのパジャマを着る高円寺達也ってキャラクターがなんとも微笑ましいんですよね。
きっとママが買ってくるんですよ、「達也〜新しいパジャマ、はい」って渡されて着るんですよね。
自分に興味ないタイプなのか、彼女がいないというより出来ないのもわかる気がするよ。
あ、原作だと草食系だけどイケメンモテ男子で自分に自信がある印象ですけどね。
香子ちゃんはコオ先生のパジャマ姿をどう思ったのか、そこ気になった(笑)
第6話は悪質ブリーダーによってストレスを抱えたチワワの話。
そのワンちゃんを中心にコオ先生と頼子さんの異母姉弟の誤解が解けていきます。
保護した香子ちゃんがロミと名付けたのはロミジュリから。ロミは王子様なんですね。
コオ先生と香子ちゃんはロミの引き取り先を探してきた堀川くんと一緒にお宅に渡しにいきます。
安心して気分も上がる堀川くんの気持ちもわかるし情が入って泣いてしまう香子ちゃんの気持ちもわかる。
コオ先生はロミを渡す香子ちゃんを心配していたので泣き出した彼女にそっと寄り添っていました。
なのでこのシーン大好きなんですよね、コオ先生というか相葉くんの僅かな表情の違いによってそこにグッと引き込まれて良いシーンだなって。
御前様みたいな何でもお見通しの表情も良かったけどコオ先生の相手に寄り添う演技も本当に上手い。
私はこういう演技が出来る人のセンスが好きなのかもしれない。
ロミを引き取ることに反対の母頼子さんは偏った考えを持つ人。
偏った考えで自分を守ってきたのかもしれないけど
家族本来の温かさに気づかず育ったのが理由なのかなぁ。
ここで対照的なのがトキワさんと大地の関係性だったりするんですよね。
血は水よりも濃し、なのか、氏より育ちなのか。
頼子さんが辛い時にそっと寄り添うロミ。ロミは頼子さんに酷いことを言われてたはずなのに悲しんでいる彼女にそっと寄り添う姿は小型犬でも立派な王子様でしたね。というか本当にワンちゃんの演技が上手い。
元々ストレスでいろんなものを飲み込む癖があるロミの異変に気付いた頼子さんは坂の上動物病院にロミを連れて行きます。
本田さんがコオ先生に連絡をとったとは言え、今までの頼子さんなら田代先生のところに連れて行ったはず。
お嬢様育ちの頼子さんが圧倒的に不足していた家族の温もりは凍ってしまったものでもロミによって少し溶かされたのかもしれませんね。
コオ先生から腸閉塞によりオペが必要だと告げられます。
弟ではなく獣医の表情。
告げられた頼子さんは気を失ってしまい、きっとジュリと重なってしまったのかな。
香子ちゃんよりジュリに依存していて前を向くことができずにロミの健気さに一瞬で情が湧いた頼子さんの姿だと思いました。
目を覚ました頼子さんにコオ先生はお守りを渡します。
獣医でありながら弟としての表情。
やっぱり相葉くんの目の演技ってすごいですよねー。瞳がコロコロ変わるの。
「姉さんの気持ちは受け取りました。がんばります」
姉さんって呼び方がとてもいい。
コオ先生の素直さが表れていてコオ先生のバックグラウンドもわかるとてもいいセリフ。
異母姉弟である2人がお互いの淋しさとかけがえのない存在であったことを確認して頼子さんの高円寺家への誤解は解けたのかなと思います。
頼子お嬢様と達也坊っちゃんの姿を見て涙する本田さん。
本田さん良い人なんですよね。ずっと2人を心配していたからこれで少し安心できたのでは。
このお守りは幼少期にコオ先生が頼子姉さんと遊んだときにもらったもの。
コオ先生は大事に取って置いたんですよね、宝物として。
前後しますがこのお守りと姉さんの話をしていた昔を懐古するこのシーン、大好きです。
綺麗だなぁ、映像も相葉くんも広末さんも本当に綺麗。
で、トキワさん一人っ子なんですね。
頼子さんが本当は弟のコオ先生ともっと一緒に遊びたかったって言った時に「ぼくはずっとここに居ますから」って言ったコオ先生の純粋な気持ちを頼子さんはどう思ったのか気になります。
土地開発で病院がなくなる可能性がある中、その黒幕は大沢グループなので難しい問題が出てきそう。
コオ先生自身もそこに気がついているはずだし。
今回悪質なブリーダーの話を掘らないで正解だったように神楽坂の再開発の話もサラッと済ませて欲しいなぁ。
社会派じゃなくても充分楽しめるドラマだから。
そしてもうひとつの誤解も。
目のゴミを取ってたところをコオ先生とトキワさんがキスしてたっていう誤解。
ちょいちょい設定が昭和チックでベタだけど嫌いじゃないですよ、こういうわかりやすいやつ。
その噂を聞いた2人が中学生みたいな会話を繰り広げるんですが2人とも恋愛経験が少なそうな感じが可愛くて好きです。
トキワさんは人妻ですけど旦那さんは7年消息不明で、その旦那さんとも恋愛故に結婚したのか亡くなった奥さんのために大地くんを育てる決意で結婚したのか分からないんですよね。
亡くなった奥さんはトキワさんの親友だったから後者の方に思えてしまうんですが。
しかし、最後に入れてきたこのシーン。
急に男を出してくるコオ先生。
風邪をひいて熱があるトキワさんを見抜いて熱を測るんですが、ひぃーーっかっこいい!というか本来の色気が出ちゃいますよね。
我慢しちゃダメなんですよトキワさん。ちゃんと言ってくれないと。
前回同様にコオ先生は我慢するトキワさんが少しでも口に出してくれることを望むんです。
一連を見ていた大人のオギさんは足元に入り狙った展開に。
倒れそうになったトキワさんをミラクルお姫様抱っこするコオ先生。
いや、ないだろーって展開も嫌いじゃない。むしろ好き!
相葉くんはこういうの本当に絵になるから広末さんの透明感もさらに輝いてお似合いですよね。
あと2回、さみしいけどあと2回、しっかり見ます!
こんな風にかっこよく聴診器を外して首にかける先生って今までいたかしらー。
素敵すぎて深夜に頭を抱えました。